歯周病・口臭
歯周病とは?
歯周病の原因

歯周病は、歯周病の菌が歯ぐきに炎症を引き起こす病気です。
歯周病の菌はプラーク(歯垢)の中に存在します。プラーク1グラムの中に数億の細菌がいると言われています。
お口の中では、バイオフィルムという薄い膜を作って歯の表面に張り付いています。
当医院では位相差顕微鏡を使って、患者様のお口の中からプラークをとり、瞬時に細菌の様子を確認することができます。
歯周病にかかっているときは、細菌の数が多く、活発に動いています。
歯周病が全身に与える影響
糖尿病との関係
歯周病菌が作り出す炎症性物質は、インスリンの働きを阻害し、糖尿病を悪化させる原因の一つとされています。逆に、糖尿病の人は歯周病になりやすいという関係もあります。
心臓病や動脈硬化との関係
歯周病菌が血液に入り込むと、血管の炎症を引き起こし、動脈硬化や心臓病のリスクを高めることがわかっています。特に高齢者では、歯周病と心疾患の関連性が指摘されています。
早産・低体重児出産のリスク
歯周病の炎症が、妊娠中の体に影響を与え、早産や低体重児出産のリスクを高めることが知られています。妊娠中はホルモンバランスの変化で歯周病になりやすいため、特に注意が必要です。
歯周病の治療方法

位相差顕微鏡での検査
まず、患者様のお話を伺いながら、お口の中の磨きにくい奥歯の内側などからプラーク(歯垢)を採取します。そのプラークを、位相差顕微鏡を使って瞬時に観察し、歯周病菌の状態をチェックします。
除菌治療
位相差顕微鏡で活発な細菌が多いと確認された場合、飲み薬や塗り薬で口腔内の細菌をコントロールする治療を行います。この治療により、歯周病菌の数を減らし、炎症の改善を目指します。
歯石の除去

歯石とは、歯の表面や歯ぐきの境目にたまった細菌のかたまりです。除菌治療が完了したら、細菌の住処となっている歯石を取り除くことで、歯ぐきの健康を取り戻します。




