子供を育てている方の中には、子供の歯並びが気になるという方も多くいるのではないでしょうか。
歯並びには顎の形などの遺伝からくるものもありますし、成長していく中での発音の仕方や食事の咀嚼の仕方などでも左右されることがあります。
今回はしっかりとした食べ方について説明していきます。

間違った食べ方ってどのようなもの?
食事をしている人の中には、くちゃくちゃ音を立てて食事をしている人をみたことはありませんか?
普段から口呼吸をしている人は口を閉じる力が弱くなり、咀嚼の時も口唇をしっかり閉じる事が出来ず、口を開けてしまいます。
このような食べ方が習慣化すると、口腔内の筋肉のバランスが崩れ、歯列不正につながることがあります。
前歯だけで噛んでしまう
多くの方はしっかりと奥歯で物を咀嚼して食事しているかと思います。しかし奥歯ではなく前歯だけで咀嚼してしまう癖がついている方もいます。これは食べ物をうまく奥歯に送り出すことができず、前歯で噛んでしまっていることがあります。
その場合、顎が開閉運動しかしておらず、水平の方向への動きが少ないことから、顎や顎の筋肉の成長に影響が出て歯列不正になることがあります。
正しい食べ方とはどのようなもの?
正しい咀嚼のポイントとしては、しっかりお口を閉じて鼻呼吸をすること、左右のバランスをよく咀嚼すること、ゆっくりとしっかり咀嚼することなどがあります。
普段早食い傾向にある方は、1口食べるのに30回噛むことを意識しながら食事してみてください。
正しい咀嚼をすることで多くのメリットが
正しい咀嚼をすると、しっかりお口周りの筋肉を使うので歯列不正の抑制にもなります。
また、食べ物をしっかり咀嚼することで、消化をしやすくし、唾液の分泌も促され虫歯や歯周病の予防にもつながります。
最近ではやわらかい食べ物が増えてきている
最近は、あまり咀嚼しなくても良いやわらかい食べ物が多く増えてきているため、
昔と比べると噛む回数も減っていています。
しかし、正しい食べ方を子供の頃から身に着けていないと、歯並びが悪くなったり、口腔機能に影響が出てきたりすることがあります。
正しい食べ方のポイントを意識して食事するようにしましょう。
また、親御さんはお子さんの食事のときに食べ方についても気にかけてあげると良いかと思います。

